2017年 01月 13日
印刷とはんこ |
『紙さまの話』(大平一枝 著/誠文堂新光社 発行)という本を読んでいて、インドにはブロックプリントという伝統的なプリント技法があることを知った。実際見ていないので、はっきりは分からないが、この本を読むかぎりでは、つまりは木を彫ってつくった判子を使ったプリントのようだ。プリントというよりもむしろ判子ではないかと思う。
しかし、「じゃあプリントって何?」と聞かれるとよく分からない。考えて見れば木版印刷もシンプルに考えると判子とも言えるし、オフセット印刷の原版をハンコと呼ぶ人もいる。文字どおり解釈すると“刷る”か “押す”かということだけど、その境界線は微妙でよく分からない。
どうだろう。印刷と判子の違いは、機械を使うか手で押すかの違いかもしれない。しかし現存する世界最古の「印刷物」と言われる百万塔陀羅尼は100万枚印刷したそうだけど、奈良時代に機械を使って印刷したとは思えない。つまり判子を作って人海戦術で100万枚の紙にお経(らしい)を押したのだろうと思う。でも100万も作れば、これは判子押しの域を超え、やはり“印刷”と呼んだほうがいいと、そういうことなのかも知れない。
しかし、「じゃあプリントって何?」と聞かれるとよく分からない。考えて見れば木版印刷もシンプルに考えると判子とも言えるし、オフセット印刷の原版をハンコと呼ぶ人もいる。文字どおり解釈すると“刷る”か “押す”かということだけど、その境界線は微妙でよく分からない。
どうだろう。印刷と判子の違いは、機械を使うか手で押すかの違いかもしれない。しかし現存する世界最古の「印刷物」と言われる百万塔陀羅尼は100万枚印刷したそうだけど、奈良時代に機械を使って印刷したとは思えない。つまり判子を作って人海戦術で100万枚の紙にお経(らしい)を押したのだろうと思う。でも100万も作れば、これは判子押しの域を超え、やはり“印刷”と呼んだほうがいいと、そういうことなのかも知れない。
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by ohoin
| 2017-01-13 01:56